当サイトご覧の方には、音楽やってます!!!みたいな方も割といらっしゃるのかな、なんて思います。特に、ジャズとか。
私は、あんまりジャムセッションが好きではなかったりします。
それよりは、震え上がりそうになるくらいの大先輩のところ(大御所、的な)のライブに飛び入りさせてもらったりして腕を磨いたものです。
ジャムセッションでも飛び入りでもそうですが、「楽譜を見て演奏するな!!!」と、ジャズの先輩方々はよく言ってたと思います。
それはなぜだと思いますか???
それくらいコード進行とかメモリーしとけってことなのか???
ま、それもそうなんですけど。笑
もちろん覚えるに越したことはないけど、たまに「あれ、あの曲のここのコード進行どうやったけな??」言うて、iReal proでこっそり確認したりもします。笑

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ただ、ジャズスタンダードって、このコード進行が正しい、とか別にそこまで決まっていないようでして。
もちろんある程度のコード進行は決まってるんですけど、細かなコードのニュアンスが楽譜や本によって違っていたりします。
話は逸れましたが、ただ覚えないといけない、とかそう言うことだけでもないような気がします。じゃあ何であかんのか。
- 楽譜を読むと言うことが良い演奏をする「手段」のはずなのに、「目的」になってしまうから。
- 間違えたらいけないと思い過ぎているマインドがヤバイ
が、私の思う楽譜見て吹くデメリットだと思います。
ただ、良くも悪くも、恐らく日本人は楽譜に強いんだよな〜〜。笑
私は楽譜にはかなり弱い方ですが。笑
とまあ、色々なミュージシャンの方々の意見を参考に私が思うことを並べてみようかと思います。
1、楽譜を読むと言うことが良い演奏をする「手段」のはずなのに、「目的」になってまうから
楽譜だけにしか集中してなくて、周りの音にアンテナを張れてない。感性で演奏できないからだ。と思います。
それは演奏、ではなく楽譜を吹くと言う作業になってしまうから。
ま、つまりカラオケだよね。笑
だと思いませんか??
カラオケって歌う時歌詞が出てくるかと思うんですけど、あれって逆にいえば楽譜みたいなもんだよね。笑
ジャムセッションで楽譜をひたすら見て演奏するって、要はそう言うことのような気がします。
カラオケで十八番みたいなやつを歌う時って、歌詞を深く見ないでしょう???チラッと確認しもって後は己の歌唱力との戦い。
でも「あ〜〜これはま〜〜ある程度知ってる・・・かな??」みたいな曲って、歌詞ガン見でしょう。笑 特に洋楽の場合!!笑
ジャムセッションで楽譜見て吹くのって、これと似てるんではないのかな、なんて思ったりします。
2.間違えたらいけないと思い過ぎているマインドがヤバイ
最初から完璧にしないとヤバイ、って思ってるマインドがヤバイ。
もっと言うと、一音たりとも楽譜と違ってはいけない、と言うマインドがやばい。
一音一音大事に演奏する、と言うこととはまた別の話で、間違うことに対する異常な恐怖。
でも、間違っても良いと思うんです。間違えるべきなんです。
海外でジャムセッション行った時は、みんなほぼ楽譜持ってませんでしたし、その代わりめちゃくちゃでした。笑
(↓バルセロナ でセッションした時の写真だよ^^)

1コーラスの尺もテキトーで、コードの解釈も大体合ってても細かなニュアンスが違う。
ブルースやってたと思ったらWell you needntとかなってて、別のテーマとか平気でやりだす。爆笑でした。笑 でも誰も怒ってませんでしたし、怒るような雰囲気にもなってませんでしたね。
ま〜〜日本じゃ通じんよね。笑
多分激おこになるのでは。
でも、本来音楽ってそう言うもんなんだと思うんです。
楽譜を見て忠実に演奏することが大事じゃなくて、他人と一緒に演奏することが大事。
周りの音を聞いて自分なりに反応する。
反応しないことも反応していると言えるし、一番あかんのは、周りの音を聞いてないから反応できないこと。
演奏中に楽譜見すぎたら自分よがりの演奏になるんだよな〜〜自●行為だよね。笑
セッションこそ見ないで参加すべし!!
私たちのように仕事で演奏となると、忠実なコードで不協和音にならないようにしないと、って話になります。
我々はもっとシビアな話になってきますし、間違うくらいなら見た方が良いでしょう。
もっと言うと、そこはもう割り切って覚えることが大事。(私はメモリが少ないので・・・トホホ)
何となくしか覚えてへんけどまあ何となくできるみたいなノリでやってみて、
実際やってたら「あ、ここはこうなんか!!」って、
そこで修正するくらいのことで良いと思うんですよね。
って言うと、「それができるなんてめっちゃうまい人だけや!!」って思う人もいるんですけど、意外とそうでもないです。
やってみんとわからん、ってやつですね。やってみたら意外とできる。
これも日本人特有の感じで、英語の成績はめっちゃ良いけど実際は全く喋られへん、と同じ現象のような気もします。
英語はなぜ話せないかって、使う機会をあんまり与えられないから、みたいなことだと思います。
私は話せないですけど、海外旅行でいくつかのピンチを迎えた時、
めちゃくちゃ必死に脳ミソ絞り出して英単語を並べたもんです。笑
その時のことを振り返ると、多分どうしようもない英語喋ってたと思います。笑
でも、いまだに話せないけど何となくの英会話で過ごせるようになりました。
ジャムセッションでもそう。
ま、とりあえずやってみるか、みたいな感じでやるしかないですよね!!
と、いくら私が言っても変わらないのはわかりきってることです。
私はアイドルでもなけりゃ政治家でもインフルエンサーでもないわけですから。笑
ただ、やっぱり何となくここ最近の日本でのジャズシーンは息苦しいなと感じる部分があります。
じゃあお前のライブは絶対楽譜見やんねんな??
すみません、見ます!!!笑
はい、譜面台必須です!!!!笑
ただ、割とチャレンジ曲だったりするとめちゃ楽譜見てまうので、「楽譜はあくまでもお守り」と言う気持ちで、周りの音に反応できるように努めているつもりです。
まあ、「その曲くらい見なくてもできるでしょ〜〜〜」の度合いが人によって違うので、
それはまたそこでミュージシャンのレベルが測れてしまう部分のうちの一つなのかな、と思わなくもないですね。
とはいえ、全ての曲を楽譜なしでやれ、とは言い難いかもです。
得意な曲くらいは楽譜なしで演奏してみると言うのも良いかもですね。
そんな様子をぜひ、ライブみにきてみて確認してみてください。笑
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